【評価/感想/レビュー】龍が如く0誓いの場所 クリアレビュー

本日は先日クリアした龍が如く0の感想を書きます!

龍が如く0誓いの場所とは

2015年3月に発売されたゲームソフトです。もう4年も前のゲームなんですね~。

龍が如くシリーズは知る人ぞ知る任侠物のアクションゲーム。元伝説のヤクザである主人公桐生一馬が、様々な事件に巻き込まれる半生を描いている作品です。

現在龍が如くは0から6まで発売されており、本作はシリーズ最初の作品である「龍が如く」より以前のお話です。

本作は若かりし頃の桐生一馬と龍が如くシリーズで人気のある真島吾朗が、1990年代、バブル絶頂期である神室町と蒼天掘で「伝説のヤクザ」と呼ばれるようになるまでになにがあったのかがこのソフトで解き明かされます。

余談ですが2020年1月に新しい主人公春日一番を据えて龍が如く7が発売されるみたいです。主人公交代やバトルシステムの一新により現在巷では賛否両論のようですが、とりあえず私は購入する予定ですよ~!

龍が如く0誓いの場所 とても良質なストーリー

このゲームの良い点はなんといってもストーリー!これに尽きます。

龍が如くシリーズは何作も発売されていますが、バトルシステムやマップにたいした変化は見られません。追加マップはあるものの、基本的には神室町であれやこれやするゲームですし。なので龍が如くシリーズは本編の内容とサブストーリーの内容、つまりお話の部分がかなり評価を左右するところではないかと思います。

私はプレイ前から龍が如く0の評判の良さを耳にしていましたが、それはやはりこのゲームのストーリーがとても面白かったからなのだろうなとプレイした後に実感しました。

次第に繋がっていく二つの物語

龍が如く0は若かりし頃の桐生一馬と真島吾朗を各章毎に操作変更して、二人の物語を見ることになります。

神室町で東城会堂島組のチンピラとして荒んだ日々を送る桐生一馬と、蒼天掘で組織を裏切った罰としてキャバレーの支配人として、関西の極道組織から監視されながら生きる真島吾朗。

最初は全く接点の無かった二人が、神室町の利権争いの元となっている「カラの一坪」をめぐる抗争に巻き込まれていくことで少しずつ距離を縮めていきます。その話の流れがとても面白いし、良くできているなあと思いました。

最終的に二人が顔を合わせるのは本編最後になるのですが、その終わり方もとても秀逸です。ここから二人の伝説が始まっていくんだなあとニヤニヤしちゃいました。

二人の物語はどちらも切ない

桐生編では兄弟分である錦山彰との絆を、真島編では同じくカラの一坪の抗争に巻き込まれてしまったマキムラマコトと真島のやりとりを見る事ができるのですが、どちらも切ないです。

桐生一馬のストーリーは話だけ見るといつもの龍が如くと変わりません。なんだか大変な事に巻き込まれてしまった桐生さんが、自分の強さでなんとかしていくお話です。しかし彼を要所要所で常に助けてくれるのは、「龍が如く」で袂を別った錦山であるということろが今作のキモだと私は思います。

次作で桐生を裏切ることになる錦山は、今作では絶対に裏切ることはないだろうという安心感がシリーズを経験しているプレイヤーにはあります。しかしそれを知っているからこそ、桐生と錦山が助け合い、二人で困難を乗り越える度に切なくなります。

二人はこんなに信頼しあっていたのになあ、と。

かつて兄弟として支えあっていた彼らの未来を知っていると、桐生一馬のストーリーは一見盤石に見える終わり方をしていてもどこかやるせなく感じました。

対して真島吾朗のストーリーは徹頭徹尾切なさでいっぱいです。

彼の唯一の兄弟である冴島のために組織に背を向けた真島は、一年間穴倉で拷問を受けた後蒼天掘でキャバレーの支配人を務めるよう命じられました。蒼天堀から逃げられぬよう監視される中、真島は再び極道に返り咲くために自分を殺しながらひたすら上納金を稼ぎます。

やがて東城会嶋野組に戻る条件としてマキムラマコトを殺害しろという命令を受けた真島は、殺し屋としてかの人物の元へ向かいます。しかしマキムラマコトは盲目の女性で、他の組織からも狙われている事を知り、彼は結局彼女を殺せなくなってしまうのでした。

私の知っている真島吾朗は「嶋野の狂犬」として名を馳せたクレイジーな印象が強かったので、キャバレーを取り仕切る敏腕支配人の彼には非常に驚かされました。もっとも真島はシリーズを重ねる毎に穏やかになっていく部分もあったので、意外というわけではないのかもしれません。

そんな彼が儚げで幸薄そうな女性マキムラマコトと抗争に巻き込まれ悲恋を遂げることは、私にとっては予想外で、しかしとても胸を締め付けられました。

過去の出来事のせいか怯えてばかりのマキムラマコトは自分が強くなることを願うのですが、後に兄の死によって復讐の為に自分を奮い立たせるマコトを悲しい目で見る真島はとても印象的です。

また、マキムラマコトが瀕死の重傷を負った後、彼女の仇を討つために一人堂島組に乗り込む時の真島の狂気じみた表情もとてもかっこよかったです。

マキムラマコトを二度と裏社会に関わらせない為に、真島は彼女の身の安全を確信した後は二度と彼女に会いません。名前も知らない殺し屋にお礼を言いたいマキムラマコトと彼女の幸せを願う真島の最後のシーンは、ちょっと涙がにじむくらい切なかったです。

どちらのお話もとても面白かったのですが、真島吾朗のストーリーの方が惹きつけられるものがあったかなと思います。

豪華で魅力的なサブキャラクター

今回は脇を固めるキャラクターも豪華でとってもかっこよかったです。

まずはなんといっても堂島組の三人の若頭補佐たち。

堂島組の若頭補佐なのにオーラが半端ないです!怖すぎだ!

三人の中で私がお気に入りなのは、竹内力さん扮する堂島組泰平一家組長の阿波野大樹です。三人の中でも一番お洒落ですよね。ディスコを楽しみながら桐生さんを待ってたりもするし。

そんなちゃらい部分を見せながらも、極道としての怖さと存在感を併せ持つ阿波野がかっこいいな~と思ってます。

真島サイドで欠かせないのは佐川と西谷。

近江連合直参佐川組組長佐川司。

私は鶴見辰吾さんのお顔がどストライクなので、最初佐川を見たときはめちゃめちゃかっこいい~!!とドキドキしちゃいました。

しかしくだけた態度とは裏腹に短気で残忍な気質が非常に恐ろしくて、終始親しみを感じないキャラクターでした。

最初はあまり好きではなかったのですが、真島さんに悟らせること無く死にゆく様は結構衝撃的でかっこよかったです。好き嫌いは置いといて、色々と心に残るキャラクターではないかと思います。

そして近江連合直参鬼仁会会長西谷誉。

真島さんが影響されたと言うだけあって、現在の真島さんにそっくりな性分。西谷を好きになった人はかなりいるんじゃないでしょうか。まあとにかくクレイジーな方ですよね。

それでも筋が通ってて、これから共闘できるのかな?と期待した矢先に散って行ったのは非常に残念でした。もうちょっと長生きして欲しかったなあ。

今回はストーリーがほとんど違和感なく楽しめたので、サブキャラクターも説得力のあるとても魅力的な人たちばかりでした。

ハマるミニゲーム

基本的に龍が如くシリーズのミニゲームは楽しめている私ですが、本作の不動産・キャバクラ経営ゲームもとっても面白かったです。特に真島さんのキャバクラ経営。

キャバクラ経営はこれまでのキャスト育成ゲーム的なものとは違って、実際にお店を運営することができます。

来店したお客様に彼らが望むキャストをつけ、接待中にジェスチャーで要望を出すキャストたちに応じ、時間がきたらお見送りや延長をを確かめる。単純なのですがとっても面白くて中毒性があるのです!

勿論従来通りキャストのコーディネートも楽しめます。(一部キャストのみ)

私はキャバクラミニゲームにドはまりしてしまい、しばらくはメインストーリーそっちのけでキャバクラ運営してました。

龍が如く0はミニゲームも当たりだな~と思います。

バトルについて

今回は二人の主人公にそれぞれ三つのスタイルが用意されており、それを適宜切り替えて戦うのが特徴でした。

序盤は三つのスタイルを切り替えて楽しめるのですが、育成を重ねていくと二人ともやたらと強いスタイルは一つだけという感じがしてしまいました。桐生さんだと壊し屋、真島さんだとダンサーです。

スタイルを一つに絞るとヒートアクションも特定のものしか見なくなるので、結構マンネリを感じました。

終盤までバトルを楽しむなら、自分で意識的にスタイルチェンジしたり武器を持ち込んだりしないとダメだなと思いました。

まとめ

龍が如く0はとても面白かったです。

常に先が気になる展開でありながらも破綻が無く、心に残るメインストーリー。結構重めなメインストーリーの気晴らしになる楽しいサブストーリー。

ミニゲームは二つの経営ゲームの他にも色々あり充実してます。

バトルには若干不満がありますが、色んなスタイルで戦うのは楽しいです。

人を選ぶ任侠物ではありますが洋ゲーにも負けない面白さだと思うので、興味のある人は是非一度プレイしてみて欲しいなと思いました。

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